過去ログ - 殺戮の先の絶対能力者(レベル6)
↓ 1- 覧 板 20
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 20:34:43.53 ID:rpUb36e40
「はァ…はァ…」
数時間後、一方通行は唯一残っていた高層ビルの屋上にいた。
一見すると、自[ピーーー]るように見えるかもしれない。
自殺しようとしているなら、まだ良かったものの・・・
「いっそ、この学園都市ごと死んでやる。全てを無に還すンだ。みンな、天国で仲良く暮らそうぜェ」
ギャハハハ、と狂ったように笑う一方通行。
完全に正気を失っていた。
「さァて、フィナーレだァ」
一方通行はゆっくりと手を広げる。
これでついに解放される、そんな思いがこもった、満面の笑みで。
黒翼が、学園都市全域を覆うほどに拡大する。
青空は突如漆黒に包まれ、さながら世界の終末を彷彿させる。
「な、なんですの?急に空が真っ黒に…」
「い、嫌な予感しかしないんだよ…」
「こ、根性でどうにかできるレベルじゃなさそうだな…」
学園都市の住人の不安げな声をよそに、一方通行はそっと呟く。
「 サ ヨ ナ ラ 」
ゆっくりと一方通行の手が振り下ろされる。
学園都市は、闇に包まれた。
『番組の途中ですが、ここで地震の速報をお伝えします』
『さきほど、学園都市中心部を震源とする、マグニチュード10.0の地震が発生しました』
『この地震により、本州の沿岸部全域に大津波警報が発令されております』
『沿岸にいる方は、速やかに…』
第四部 完
91Res/38.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。