過去ログ - 美琴「ねぇ……いつになったら、アンタは許されてくれるの?」 一方通行「…………」
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122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2011/07/14(木) 23:42:40.03 ID:s6CW9jSc0










(……くっだらねェ)

まったく、馬鹿馬鹿しい。

あんな、たかだか夢如きで一方通行は揺るがない。

そもそも、あれからもう二年も経つのだ。

今更、そんなふざけた事があるはずもない。

元凶は全て消し去り、後はただ普通に生きるだけだ。

考えすぎは良くない。

不安が一を殺し、全を殺す。

そう自分を納得させて、一方通行は音もなく振り返る。

「……で、オマエは何してる?」

そこにはいつから居たのだろうか、妹達の元となった人間が立っていた。

「何って、夜風に当たりにちょっとね」

軽い調子で言うと、彼女は勝手に隣に並ぶ。

少しだけ、一方通行は距離を置く。

「何よ、嫌われてるわね」

「……俺とオマエは、別に仲良しこよしやるよォな関係じゃねェだろ」

そう、人々は何やら『和解』などと言うモノを自分達はしたと思い込んでいるようだが、そうではない。

少なくとも、一方通行はそう考えている。

この女が、何も気にせず自分に接している訳がない。

ただ単に、打ち止めのような一部の連中が悲しむから、こいつは自分に耐えて接しているのだ。

だから、調子に乗るな。

自分がこれやその関係者に何をしたか、ちゃんと忘れるな。





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