過去ログ - 美琴「ねぇ……いつになったら、アンタは許されてくれるの?」 一方通行「…………」
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132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西)[saga]
2011/07/15(金) 00:04:27.73 ID:LACRDplT0
「――やぁ、今日は何の用かな?」

その事に特に怒りもせず、部屋の主は椅子に深々と座っていた。

そいつは『医者』だった。

どこかカエルを思わせる顔をした、優しげな風貌の彼は立ち上がる。

座ったらどうだい? と応接用のソファーを勧められたが、一方通行は首を横に振る。

そうかい、と『医者』は頷く。

予想通りだ、と言わんばかりの反応だった。

相変わらず辛気臭い部屋だな、と一方通行は感想を心の中で漏らす。

窓は閉め切られ、ブラインドによって日光が遮られているせいか、鬱屈とした雰囲気がする。

「電極の調整――って訳でもなさそうだね? だったらあの子もいるはずだし」

「資料を返しに来た」

短く答えて、一方通行は手の中の茶封筒を横に長い机に放り投げた。

見事にそれは机の上に乗っかり、勢い余ったのか、中身をさらけ出す。

それは、どこかの見取り図のように見えた。





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