過去ログ - 美琴「ねぇ……いつになったら、アンタは許されてくれるの?」 一方通行「…………」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西)[saga]
2011/05/02(月) 22:58:08.50 ID:tRm9wI/H0





「……何て言うか。ホントに良かったんですか、お昼一緒で」

国産の安物のスポーツカーの後部座席で、美琴は遠慮がちに聞いてみた。

あの後、久しぶりに会った妹と楽しく談笑していた美琴だったのだが、
どうせだから一緒に昼食はどうだ、と誘われ、彼女達の保護者の車に乗せてもらっている次第である。

「気にするなよー。打ち止めもそっちのがうれしいじゃん?」

そう答えたのは、運転席でハンドルを握る黄泉川愛穂だ。

「そうだよ、ってミサカはミサカは肯定してみる。
お姉様とご飯食べるのなんて久しぶりだもん! ってミサカはミサカは今からワクワク!」

美琴の隣に座る打ち止めは、発言通り、今から期待に胸を膨らませているようだ。

「ま、たまにはこんなのも良いんじゃない?
どうせ五人でも六人でもあんまり変わんないし、さ」

さらにその隣にいる、番外個体がどうでもよさそうに賛同する。

「そうね。どうせならお姉さんも一緒に居た方が良いわよね?」

助手席に座る芳川桔梗が、柔らかく微笑んで打ち止めと番外個体を見る。

「うんっ! ってミサカはミサカは頷いてみたり!」

「べっつにぃ。このミサカとしてはどっちでも良いよ」

二人の対応はまったく別々の物だったが、どちらも嬉しそうにしている。

「…………」

そんな五人の様子を尻目に、一方通行はぼんやりと窓から外を見ていた。





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