過去ログ - 美琴「ねぇ……いつになったら、アンタは許されてくれるの?」 一方通行「…………」
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85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2011/06/04(土) 17:09:47.73 ID:KIIqZfaB0





「ふーん。立派なものねぇ……」

美琴は目の前を見て、感嘆とした様子で呟いた。

「ホントだねぇ。ちょっとあの人には似合わなさそうな感じだよ」

いつの間にか隣に来た番外個体が、うんうんと頷く。

その視線の先にあるのは、学園都市では珍しい、二階建ての立派な一軒家だ。

赤い色の屋根は、一方通行にはあまり合わなそうな明るい雰囲気を醸し出している。

その隣には、どんな車種でも入れられそうな大きすぎるガレージがあって、
ここまで乗ってきたスポーツカーを、芳川が頑張って納めようと奮闘していた。

「……別にイイだろォが。安かったンだから」

と、何やら不機嫌な様子の一方通行が玄関の鍵を開けた。

そこへ、打ち止めが彼の隣に並んでこちらを見た。

「そうだよ、あの人にだってこういう色に憧れる一面があったって良いじゃん、ってミサカはミサ痛ーっ!?」

後方から突如としてやってきたチョップに、打ち止めは驚愕の表情を浮かべた。

「よォし、打ち止めァ。訳の分かンねェ事を抜かす子にゃお仕置きだァ」

「……い、いくらなんでも理不尽じゃない、ってミサカはミサカは実は図星だったりしたのかなって推そ……ひっ。
分かった、分かったからその拳を引っ込めて、ってミサカはミサカはあなたは聞いてないっぽいから全力で大逃亡!!」

待てやクソガキィィィ!! とか随分とドタバタした音が玄関から届いてきて、
その場に残されてしまった二人は苦笑せざるを得なかった。





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