過去ログ - 一方通行「いい子にしてたかァ?」3
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833: ◆d85emWeMgI[saga]
2011/05/31(火) 22:28:16.23 ID:0lmuhAkw0

結論から言えば、一方通行が研究の末にたどり着いた治療法は正解であった。


疲弊した細胞を活性化させ、アレイスターによって狂わされていた妹たちの細胞を正常に、安定化することが出来た。
冥土帰しや芳川と協力し、ランダムに見える罠に存在する法則を見つけ出したからである。


しかし、一つだけ問題があった。


それは決して死滅した細胞を復活させるものではないという点。
つまり、処置が手遅れであった場合は効力を持たない。


「でもさ…」
「何?番外個体改まって」
「よくチョコレートとかハチミツ入れるっていうじゃんか」
「確かに…林檎とハチミツ恋をしたって歌ってるねってミサカは昔懐かしのCMを口ずさんでみる」
「だったら、甘いカレーって結構うまいんじゃない?」
「ミサカ甘口大好き!」
「ミサカも」
「じゃあ、行けるかな」
「行ける…かも」



「行けねぇよ、とミサカは小さくツッコミを入れます」


端末を切る。

良かった、10032号は心から安堵する。

妹達の現状を知り、塞ぎ込んでいた打ち止めが元気になってくれていることが、彼女を深く安心させる要因であった。
打ち止め、番外個体、そして10032号。
間に合った妹たちは5000人。正確には4971人。
彼女達に知らせることを渋っていた一方通行を説き伏せたのは、冥土帰しであり、芳川であった。


「よぉーし、何かカラーリングがデンジャーな感じだけど完成ってミサカはミサカは破れかぶれに言ってみる」

「行ける行ける。いつまでもメシマズとかあのクソ馬鹿に言われてる場合じゃないしね」

「10032号、食べよ〜」






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