11: ◆VnIAQij.pM[sage saga]
2011/04/19(火) 20:25:57.57 ID:IlG4AtQX0
神裂「――――、」
けれど神裂の茫然は、一瞬だけだ。
此処は戦場。相対すは、最強の異形。
見せつける暇など、刹那すらも有り得ない。
血。一筋の、血。
全霊を込めた一刀でも、たった数ミリの、小さな傷しかつけられなかった。
しかし、ならばこそ、その傷が、その細首を呑み込んでしまうまで、斬り続ければいい――――!
神裂「唯、閃――――ッッ!!」
更にもう一度、唯閃を放つ。先と、寸分違わず同じ場所に。
それもやはり、ほんの僅か傷を広げただけで、同様に弾き飛ばされる。
一方通行「見ィィィィつけたァァァァァッッ!!!!」
一方通行は、漸く頭上の神裂を発見し、嬉声を叫ぶ。
神裂の身体は、ゆっくりと、吸い込まれるように落ちていく。
クレーターの中に立つ、一方通行の下へ。
365Res/147.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。