過去ログ - 召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その28
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39: ◆1otsuV0WFc[sage saga]
2011/04/20(水) 18:29:03.84 ID:k+pOBND8o
召喚士「……」

大軍師の言葉に、召喚士は耳を傾け、そして脳裏に眠る記憶を呼び戻していた。

もう随分と前になる。あれはまだパーティーを組んで日も浅かった頃の話。

海峡におけるミノタウロス討伐に一度失敗し、再戦の為、マジシャンを捜索していた。

大軍師「森の中に、一つ小さな教会があるのですが――」

盗賊と二人、大きな街より西の森へ入った。そして、教会があった。

大軍師「そこには、魔王の一部が封印されていると言われています」

天才「言われてるっていうか、事実だけどな」

森の中には魔物も存在せず、野犬と、そして巨大な結界石の柱があった。

大軍師「それはかつて、『再来』と呼ばれるパーティーが為しえたものです」

古い墓と、それに似つかわしくない、新しい教会と花束。

大軍師「その魔王の名は、サタン。7体の魔王でも最も強大な存在と言われています」

天才「再来も4人の内2名は戦死。残りも魔力半分奪われ、もう一人も五臓六腑持ってかれた」

召喚士「師匠……マジシャンさん……っ」

あの日感じた不思議な違和感。それは時を経て、召喚士の中で形となった。


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