52:別人 ◆Q7pSHpMk.k[saga]
2011/04/24(日) 03:10:55.21 ID:yoM+Kufw0
そして今。
「2人とも? ちゃんと反省してくれなきゃイヤよ?」
「じゃないとお姉さん、次はもっと刺激的なコトをしちゃうから」
オリアナがそう言い含めるのと同時、壮麗な鐘の音が学び舎を駆け巡った。
1時間目の予鈴である。
「じゃ、ホームルームはおしまいよん」
満足そうに笑って教室を出る担任オリアナ。
コッテリと絞られた絹旗達は、鉄網によしよしと慰められながら1時間目の準備を始めた。
と、その時佐天が素っ頓狂な声を上げる。
「あー!? 資料集忘れた……どうしよう……」
「超間抜けですね。隣のクラスから借りたらどうです? 白井か初春から超借りれるでしょう」
「そだね、ちょっとあたし行ってくるよ」
「……」
「どうしましたか鉄網?」
「絹旗、資料集は?」
「何言ってるんですか、超ここに……アレ?」
ギャー!?と叫び、慌てて隣のクラスへ走る絹旗。
彼女の学校での日常は、大体こんなものである。
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