22:福岡「学園都市かよ……」
2011/04/20(水) 17:12:24.65 ID:XKZI5XrAO
目覚まし時計の音で目を覚ます。どうやらいつの間にか眠ってしまっていたらしい。起きて顔を洗いに行き、洗濯物がたまっていることに気がついた。
(そろそろ洗濯するか……)
なんてことを考えながら冷蔵庫から昨日の残り物を引っ張り出して朝飯にする。やることも多いがうるさいのも居ない一人暮らしの寮生活は気ままなものだ。
福岡「いってきまーす、と」
返答する人間が居ないのはわかっているがつい口から漏れる。まあ、悪いことではないと思う。言わばこれは儀式なのだ。今日も一日学校頑張るぞーという……
――待て
強烈な違和感が体を襲う。
――春休みではなかったのか？
これは恥ずかしい……いや、見渡せば沢山学生がいるし思い違い……いや。
次の瞬間、最初の違和感がなんであったかを忘れてしまうほどの大量の違和感が押し寄せてきた。
――今目の前を通りすぎたのは何だ？何処かで見覚えがある……そうだ、確かお掃除ロボ。……いつの間に開発された？
それが引き金で。
――制服がバラバラだ。いくらなんでも俺の地元にこんなに沢山学校はない
――そもそも、俺はいつから一人暮らしの寮生になどなった？
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