過去ログ - 佐々木「ふむ、今日は彼にしようか」
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181: ◆W8P0dYk0II[sage]
2011/05/03(火) 09:31:34.32 ID:TBVeeMCc0
佐々木
「そろそろ、かな?」

時刻は深夜、と呼ばれる時間帯になってきていた
昼寝と適度な食事をしたボクらはとりあえず服を着たまま、それぞれソファーでくつろいでいた
ファンの方からの要請で風呂には入っていない
かと言って、二人とも大して運動もしていないのでそんなに臭ってはいない
自分の脇の辺りを軽く嗅いでから頷き立ち上がる
そして小さなテーブルを挟んで対面に置かれたソファーで眠っている橘さんに近づき、その細い身体を揺する
佐々木
「そろそろ時間になるよ」

「んぁ? ……ん〜、わかったのです」

橘さんは尚も眠そうに目を擦りながら上体を起こす
佐々木
「まずは洗面所で顔を洗った方が良いよ」

「ふぁい……」

ボクの言葉に橘さんは素直に従い、洗面所に向かっていった
佐々木
「準備は……首輪くらいで良いんだっけ?」

ボクは机に置かれた二つの首輪、その内の『さっきー』と書かれたプレートのついた首輪をはめる
自分で引っ張ったりしてみて、問題なさそうだったので良しとする
それに合わせる様に顔を洗い、髪を整えた橘さんが戻ってきた

「もう首輪したのですか、私もするのです」
佐々木
「してあげようか?」

「自分で出来るから良いのです」

ボクの申し出を断り、橘さんは手馴れた様子、実際慣れているのだろう直ぐに首輪をつけ終えた

「何人来るか楽しみなのです♪ 部屋に入りきれば良いのですが」

そう言って彼女は、視線を回す
2人では明らかにあまるその室内
大きなベットが二つ並び、2対の長いソファーに小さい机
他にも様々な調度品があるその部屋は、ちょっとした学校の教室並みに広かった
佐々木
「この部屋に入りきらないってことはないんじゃないのかな? っと、来た、かな?」

ボクの言葉に被さる様にチャイムがなる

「開けてのお楽しみ、ですね♪」
佐々木
「ワクワクするね」

ボクらは興奮で肌を上気させながら、ドアに向かった


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