過去ログ - 佐々木「ふむ、今日は彼にしようか」
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197: ◆W8P0dYk0II
2011/05/06(金) 14:03:00.25 ID:AeByvmhy0
佐々木
「結構人いるね」

「出店も沢山あるのです」

ホテルから程近い商店街
普段は車の行き来するその区画は、今は歩行者天国状態で左右に出店が沢山並んでいる
そこを大勢の人たちが歩いている
ボクら以外にも浴衣を着た女性はチラホラ見受けられるが、ボクらのように浴衣を着ている人は1人もいない
故に結構な注目を浴びながら、ボクらは話している
佐々木
「さて、それじゃあ、まだ明るいけど始める?」

日が沈んだばかりで、まだ街燈なくても人の姿がはっきり見える時間帯だ

「そですねー、早くに始めれば沢山いただけますし」

彼女はボクの提案に笑顔で頷いてくれる
佐々木
「じゃあ、始めようか……」
「えっと、目印は赤の帽子で良いんだっけ?」

これから目指す目的の目印を確認する
さっき橘さんが携帯電話を操作して、ネット掲示板に書き込んだ内容を

「はい、そですよ」
「浴衣姿の女子大生2人にザーメン提供してくれる人は赤帽子でって書き込みましたから」
「っと、あの人そうじゃないですか?」
佐々木
「どれだい?」

何かに気付いたように言葉を区切った橘さんの視線を追う
その先にいたのは、視線を左右にさ迷わせる赤帽子の青年が居た
佐々木
「あぁ、あれっぽいね」

「どうします? 佐々木さん先にいただきます?」
佐々木
「いや、平気さ」

「え?」

彼女の疑問にボクは指を動かし答える
さっきの青年とは違う方向、その先にいる赤帽子の男性を指先で捕らえる

「なるほど」
佐々木
「じゃ、終わったらそこの自販機で集合ってことで」

ボクはそう告げて、獲物に近づいていった


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