過去ログ - 打ち止め「あなたはヒーローさんが好きなんでしょって(ry」一方「はァ?」
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12:1[sage]
2011/04/21(木) 20:22:56.83 ID:vev3y3KL0
きっと打ち止めを、もう二度と危険な目に合わせないために。

(悔しいよ…)

自分には、この大切な人を安心して眠らせることすら出来ない。

外見上はそう年も変わらぬ、自分と同じ性別の少女。折れそうなほど華奢な身体で、全身全霊を
掛けて守ってくれた。

ボロボロになって、血反吐に塗れながら。顔だろうが腹だろうが胸だろうが、傷だらけになりな
がら。

決して揺らがない細い背中はあまりに頼もしく頼りなく、いつも胸が潰れそうになる。

そもそも。一方通行は自らのことを泥と闇の中がふさわしく、逆に打ち止めのことを光だとか思
っているようなフシがある。

最近は多少変わったし、口に出しては言わないけれど、時々そういう、打ち止めとの間に深い溝
を引きたがる。

一方通行は想像したことがないのだろうか。

自分だって、打ち止めの光だということを。

最初から。一方通行は、比喩でもロマンでもなく、打ち止めの存在理由だ。

一方通行の存在と打ち止めの存在は、ごくシンプルな因果関係にある。

自分が何のためにいるのか残酷なまでに明確であること、それは他人から見れば不幸であり不条理
であるのかもしれない。

けれどだからこそ、打ち止めは培養器から逃げ出したあの時、一方通行のところに行こうと決める
ことが出来た。



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