165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/25(月) 00:49:24.51 ID:JrRQlv+R0
【2011/5/24/PM 2:01】
唯の首筋を氷にも似た硬質な感触が触れた。
唯「――!」
一瞬なにが起きたのか唯はまるで理解できなくて、目を白黒させた。
唯「――え?」
後ろから首をからめ捕るかのように腕が巻き付いて、ナイフを首筋にあてがわれていた。
この状況下でこんなことができる人物は二人しかいない。
憂と澪は言うまでもなく違う。
この二人は今だって唯の目の間で、刃を交えようとしている。
そして、梓。
彼女ももちろん違う。
身長的に若干厳しいものがあるし、やるなら背中にナイフを突きつけるべきだろう。
と、なればあとは一人しかいない。
唯「りっちゃん――?」
律「そうだよ、唯」
律の声が耳元でして、口元に震える吐息がかかった。
普段から聞いているその声は緊張に満ち満ちていた。
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