30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/04/22(金) 14:47:27.64 ID:Hio9flSSO
【2011/5/21/PM 8:23】
ムルムル「待っておったぞ。平沢唯、平沢憂」
小魔使いムルムルが唯と憂を尊大な態度で出迎える。
唯は先ほど憂から聞いて初めて知ったのだが、彼女とデウスがいるこの[因果律大聖堂]は
意識を集中させることで、いつでも簡単に来ることができるらしい。
実際、唯も少し意識してみたら簡単にこの空間にたどり着くことができた。
デウス「なにか言いたそうだな、唯」
巨大な神が唯を見下ろす。
それだけで唯は身を竦めた。
ここに来るまでに考えていた言葉が一瞬で頭から消えてしまった。
デウス「そう構えるな。私はお前たちに[ゲーム]の説明をしたいだけだ」
唯「……ゲーム?」
姫子も同じようなことを言っていた。
デウス「そうだ。未来日記所有者たちによるサバイバルゲーム。
生き残った一人に私の後継をやろう」
唯「後継……?」
デウス「つまり、このサバイバルゲームの最後の一人になったものは、神になれるということだ」
唯「……ゲームをやめることはできないの?」
デウス「やめたら、それは未来を放棄したということで死ぬだけだ」
つまり、このゲームから降りることはできない。
唯は無意識に隣にいる憂の手を握っていた。
遠雷のように低い声が言った。
デウス「なにを恐れる? 神になれるチャンスだぞ?」
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