過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
↓
1-
覧
板
20
192
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/06/04(土) 13:17:59.95 ID:v/l9YJYTo
そこへ鋼牙の心理を読んだかのように、ザルバが話し出した。
『なるほどな。やっぱり、お嬢ちゃんが魔法少女って奴か』
「どうして、それを……」
ほむらは答えるべきか逡巡して、質問で返すしかできなかった。
その反応は、鋼牙とザルバからすれば肯定したも同然である。
「やはりか……。ザルバ、どうして黙っていた?」
『一度やり合えば、すぐにわかることだ。お前なら言わなくても自分の身は守れるし、お嬢ちゃんも傷つけないだろうしな。
それに話す間もなかった。こうならなきゃ、そのうち俺様から話していたさ』
「調子のいいことを……」
鋼牙の表情が、若干だが渋くなる。
ほむらは、そんな鋼牙とザルバのやり取りをじっと見ていた。
喋る指輪――ザルバは、やり合った末に彼が倒れる危険はおろか、
こちらが斬られる可能性すら微塵にも信じていない。鋼牙も、ザルバの言葉を疑いなく信じている。
その間にあるものは信頼。自分にはないものだ。信頼する相手も、信頼してくれる相手も。
それを少しだけ羨ましく思いながら、ほむらは話に割り込んだ。
「そっちの話は後にして。先に私の話を――」
『待てよ、それだけじゃないぜ。お嬢ちゃん、あんたと同じだ。
自分が何を知ってて何を知らないか、よくわからない相手にカードは慎重に切らなきゃならないだろ?』
だからこそザルバは、ほむらに聞かれるところで余計な情報を与えなかった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/669.12 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1303399266/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice