過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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◆ySV3bQLdI.
[sage]
2011/04/22(金) 01:10:45.47 ID:Nr8ofJqko
矛先が向いた仁美は、やや困り顔で頬を赤らめている。
まどかとは違うタイプだが、こんな姿も絵になるのが彼女だ。
「私は、その……お稽古事もありますし……なかなか殿方とお付き合いする間も……」
「へー、もったいない」
と、さやかが油断していた時である。
「そういうさやかさんはどうなんですの?」
不意打ちだった。
人に振っておきながら、まさか自分に振られると思っていなかったのだ。
「え……あ、あたしは、ほら、別に……」
しどろもどろになるさやか。心当たりがあるからこそ、思わず照れてしまう。
脳裏に浮かぶのは一人の少年。上条恭介――今は市内の病院に入院している、幼馴染の少年だった。
「その慌て様、怪しいですわ……。どなたなんですの? さやかさんの乙女心を射止めた殿方は!」
仁美が逆襲とばかりに食い付いてくる。さやかは、それをかわすので精いっぱいだった。
にしても、だ。
その絡みようが、やけに迫真に感じられるのは気のせいだろうか?
「私、悲しいです……。さやかさんだけが一足先に大人の階段を上るなんて……」
泣き崩れる振りをする仁美。
まるで、冗談のヴェールの向こうに、何か重大な真実を覆い隠しているかのような……。
疑問に思いこそすれ、さやかが、その真意に気付くことはなかった。
「だから上ってないって! ちょっと、まどかも何とか言ってよ――って、まどか?」
助けを求めようと彼女を見やると、まどかの視線はまったく別の方向に向いていた。
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