過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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28: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 01:20:53.05 ID:Nr8ofJqko

『わからん。俺様も初めての感覚だ。だが、おそらくは……魔法少女……とやらじゃないのか?』

「魔法少女、か……」

 言いにくそうにザルバは言葉を濁した。鋼牙自身、未だに慣れない単語ではある。
話には聞いていたが、よもやそんなアニメのような存在がいるとは、俄かに信じ難かった。
そんな鋼牙の心境を察したのか、ザルバが的確なフォローを入れる。

『おいおい。俺やお前も十分、ファンタジーだぜ。ただの人間からすればな』

「それもそうだがな」

 信じ難くはあるが、かと言って、その存在を疑ってもいない。
何故なら、彼女ら魔法少女が敵対していると聞く怪物、《魔女》と鋼牙は戦った経験がある。
夜の街を歩く仕事の特性上、場所によっては出くわすこともあったのだ。
 それは鋼牙の敵、魔獣《ホラー》とはまた別種の魔物だった。

 だが鋼牙は、こうしてここにいる。数体の魔女を屠り、今も生きている。
となれば無論、只人ではない。

《魔戒騎士》。
闇の世界に生き、魔獣ホラーを狩る剣士。魔法少女以上に、宵闇に深く身を沈めている。
 もっとも鋼牙の場合、魔法少女なる存在がいると聞いただけで、直接会ったことはない。
しかし、ホラーとも異なる怪物を目の当たりにしては信じざるを得なかった。

『で? どうするんだ?』

「どうもしない。俺は俺の使命を果たすまでだ」

『言うと思ったぜ。じゃ報告だ。この街にもホラーは既に潜んでいる。複数……はっきりとはわからないが、かなりの数だ』






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