過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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672: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/10/26(水) 03:33:24.96 ID:1614KIITo

 両足を揃える間もなく、その必要もなかったのだろう。
そんなところへ首を差し入れる人間など考えられず、零も考えていなかった。
 しかし現実に、首筋をブーツの踵で浅く裂き、頬に爪先でかすり傷を負いながらも、
零の首は杏子の太股の間に収まっていた。 

 そしてお返しとばかりに、零は伸ばした右手を杏子の首にあてがった。

「か……は……っ!」

 少女の細首が絞めつけられ、濁ったうめきが漏れる。気道が塞がれ、表情が苦悶に歪む。
いくら首を振っても抜けだすどころか緩む様子もなく、零はぐいぐい突き進んでくる。
 このままでは遠からず窒息してしまう。
 ならば、と杏子は零の首に絡ませた足に力を込めた。
 
「……っっ!!」
 
 零の口から息が吐き出された。
 白く、滑らかな太股が首筋に絡みつく。
 並の男なら至福の恍惚を味わうであろう瞬間。
しかしそれは、幸福感に浸っている間に文字通り昇天してしまう、死と引き換えの快楽。




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