過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/02/18(土) 23:58:59.56 ID:fBvZgKKzo
まるでさっきまでの苦悩も笑顔も、何もかも最初から演技だったみたいに。
「でも、それだけじゃない」
そう、それだけではない。鋼牙も考えていた。
「あなたの行動には矛盾がある」
グリーフシードの競合を避ける為にまどかを魔法少女にしたくないのだとすれば、一応筋は通る。
だが、鋼牙には他に隠された理由があると思えてならなかった。
ほむらが悲鳴を聞いた瞬間に見せた動揺も、それを裏付けている。
ほむらの狙いはグリーフシードとは別にあると、マミも疑っているらしい。
ほむらを捕まえた手が小刻みに震えているのは、確信には至らない曖昧な洞察に不安を感じているのか。
それとも、自らの推理そのものの恐ろしさに慄いているのか。
真実が明らかになるのを恐れているのか。
「だって……あなたは何かを隠している。とても重大な秘密を……」
さっきまでの迫力はどこへやら。マミは消え入りそうな声で言った。
「それに、あの時のあなたなら、ばれないよう二人を排除することもできたのに……」
揺さ振り。
鎌掛け。
いや、直感か。
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