過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
1- 20
986: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/03/13(火) 04:07:57.20 ID:KNKF5ZZmo

 鋼牙はマミが再び捕らえられた瞬間、弾かれたように飛び出した。
 垣間見えたマミの顔に、戦士のそれは既になく、あるのは恐怖と混乱のみ。
すぐさま鋼牙はマミを助けるべく、鎧を召喚した。
 
 しかし、その行く手を使い魔の群れが阻む。
 昨夜の一件から、鋼牙が脅威であると認識しているのだろう。
 雑魚も束になれば、数秒の時間稼ぎにはなる。それでなくとも距離が足りないというのに。

 こいつらを蹴散らし、一刻も早く駆けつけるには。

 ガロとなった鋼牙は意を決し、使い魔の群れに突っ込んだ。
四方八方から襲われようと意にも介さず牙狼剣で紋章を描き、高く高く跳ぶ。
 そして、黄金騎士が叫んだ。


「轟天!!」


――と。

 紋章は光で溢れ、ゲートと化す。
 ガロの呼び声に応え、高らかな蹄の音が木霊する。
 ゲートの内より現れ、素早くガロの下にその身を滑り込ませたもの。

 それはガロと同じ、全身に神々しいまでの黄金の光を纏った馬。
 全身に黄金の鎧を纏い――いや、生物らしき素肌は見えない。
まるで全身が黄金で出来ているかのようだった。

 当然、少女たちは知る由もない。
 それは黄金騎士、牙狼の愛馬。
 100体のホラーを封印した暁に得た、赤い鬣をなびかせた魔導馬。
 名を轟天と云った。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/669.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice