過去ログ - 上条「だから改めてお前に誓う。俺は御坂美琴とその周りの世界を守る。」
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:
たくま
[sage]
2011/04/23(土) 23:01:50.68 ID:6VJq3Mxf0
プロローグ
――9年前――
とある、不幸な少年がいました。
まわりの大人達には疫病神と言われ、憎まれていました。
少年に辛い思いをさせたくなかった少年の両親は、少年を科学の街に行かせることにしました。
少年は、小学校に上がると同時に科学の街に一人移り住むことになりました。
ですが、科学の街に来ても、少年は一人ぼっちになるのでした。
人との接し方を――忘れてしまったからです。
とある、妹思いの少年がいました。
その見た目から、親も含め誰も自分に寄りつこうとしませんでした。
少年は、自分と同じ境遇にある妹のためにも、偏見の無い世界を求め、二人で科学の街へやってきました。
ですが、科学の街でも自分達には誰も寄りつきませんでした。
見た目のせいではなく――その強大な力を持つ故に。
とある、寂しがり屋の少年がいました。
その才能故に、輪の中心には立てども、輪の中には入れずにいました。
少年は、才能を伸ばすために科学の街へとやってきたのでした。
誰からも崇められる存在となり、何一つ不自由はありませんでした。
ただひとつ――対等に付き合える友達がいないのを除いて。
ある日不幸な少年は、河原に人だかりができているのを見つけました。
怖そうな大人が輪を作ったその中心には、妹思いの少年と、その妹がいました。
妹思いの少年は息切れをしていて、かなり疲れているように見えましたが、必死に妹を守っていました。
妹は、今にも泣き出しそうな顔をしながら、兄の後ろで震えていました。
不幸な少年は、その兄妹を助けるために輪の中へと入って行きました。
ですが、子供が一人増えたところで何ができるわけもありません。
怖そうな大人達は、各々に好き勝手なことを言いながら迫ってきました。
少年達は、恐怖で目を瞑りました。
しかし、いくら経っても何も起こりません。
恐る恐る目を開けてみると、先程まで自分達を囲んでいた大人達が倒れていました。
その先に、こちらを心配そうに見る、寂しがり屋の少年がいました。
これが、3人の少年と1人の少女の出会いでした。
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