過去ログ - 上条「だから改めてお前に誓う。俺は御坂美琴とその周りの世界を守る。」
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58:たくま[sage saga]
2011/04/24(日) 21:18:21.99 ID:QV22E1W50


「………。わかりましたの。ただし、条件がありますの。」

「……聞こうか。」

「先にあなたから情報を提供すること。わたくしからあなたに流す情報は、他に漏らさないこと。」

「ああ、俺もこっちから先に情報提供するつもりだったし、貰った情報流してもしょうがないからな。いいぞ。」

「あともうひとつ。」

「なんだ?」

「………詳しい身の上は話さなくて構いませんわ。ただ……あなたのお名前、教えてほしいんですの。」

「………………………(今のところこの子しかアテが無い……。仕方無い……か……。)……………わかった。」

「では、契約成立、ですわね?」

「そうだな。」

「それでは……聞かせていただきますわよ。」

「ん。まず……信じられない話かもしれないけど、この世には超能力の他に、もうひとつ力があるんだよ。」

「……?」

「『魔術』と呼ばれてる。まぁ、外における超能力みたいなもんだと思ってくれればいい。」

「……なんか胡散臭い話ですわね。」

「そりゃ科学の街で育っていきなり魔術とか言われればそうなるわな。」

「……とりあえず最後まで聞きましょうか。」

「ん。それでだ。超能力みたいなもの、とは言ったけど、厳密には能力と魔術は全く原理の異なるものでな。」

「もし能力者が魔術を行使した場合……。魔術的に見た体の回路、構造の違いによって、魔力が暴走する。」

「そしてその結果……。全身の組織が破壊され、出血を起こし、最悪死に至る。」

「!!」

「君らが今調べてる事件と……関係あると思わないか?」

「……続きを。」

「魔術の詳しい原理は省略するが、今学園都市で出回ってる加速演算……幻想御手って呼ばれてるんだったか?アレは、魔術をベースにした技術だ。」

「魔術をベース?魔術ではない、ということですの?」

「いや、一応分類は魔術なんだけど……。ちょっとアレンジされててね。アレは『能力レベルを引き上げる』ための魔術なんだよ。」

「ベースとなった魔術は体感時間を操作する術式だ。」

「体感時間、ですの?」

「例えば、時間の長さを今の十倍長く感じるようになったとしようか。」




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