33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/24(日) 02:23:16.13 ID:GObr1kmDO
だが、彼の心情はそれらとは懸け離れていた
3ヶ月後に死ぬ?
いや、違う
垣根 「あんたが気に病む必要はねえよ」
冥土帰しの眉がピクリと動く
垣根 「本来なら垣根帝督という人間はあの時死んで……俺の人生はあそこで終わってたんだよ」
垣根が死を悟った時感じたものは、何ともいえない虚無感だった
幼き頃から『闇』に飲まれ、明かりも何もない道をひたすら突き進んだ
出口も見えず、黒く染まっていく自分
そしていざ自分の人生を振り返ると、これ程虚しいものだったとは思ってもみなかった
今まで殺してきた人間も同じだったのか…
垣根 「それがどうだ?死んで当然の俺が今こうして存在している」
垣根 「俺にとって、これはまたとないチャンスなんだよ」
――あと3ヶ月も生きていられる
虚無感しかなかった人生を変えられるのは今しかない
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