404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/15(水) 20:43:22.22 ID:yc5PP3FDO
少年 「逃がすか!」
後を追おうとする少年を、少女は引き止めた
何だよ、と血気に逸る彼を落ち着かせながら彼女は疑問を口にする
少女 「彼、何だか様子がおかしくない?」
言われてみれば、垣根の挙動に幾つか不審点がある
1つ目、最初に放った炎を彼は“避けた”事
彼の能力を持ってすれば、あれくらい防ぐのも容易いだろうに
現に2回目の攻撃は能力で防がれている
2つ目、彼が目前まで迫っておきながら寸でのところで攻撃しなかった事
最初はなめられていると思ったが、彼の表情を思い出せばそうとも言いにくい
攻撃しなかったのではなく、“出来なかった”……?
少年 「……言われてみれば確かに」
少女 「もしかしたら、うまく能力を発揮出来ないでいるんじゃないかしら」
少年 「どうして?」
少女 「それは分からない、でも……」
これはまたとないチャンス――
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