424:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/18(土) 23:35:40.71 ID:X2T00aNDO
路地裏の狭苦しい景色はすっかり変わり果てていた
あの攻撃で周囲3Mは吹き飛び、その中心には天高く伸びる火柱
2人はしばらくその火をずっと見ていた
今2人にあるのは達成感と解放感、それと少しの後悔
少年 「これでよかったんだよな…」
あれだけ憎い相手だった筈なのに、いざ殺したとなると何とも言えない気分になる
一体どうして?
きっと、隣にいる少女も同じ事を考えていると思う
少女 「……ええ」
火柱に目を向けたまま、少女は答える
少女 「みんな、この火が見えてる?私達、遂にやったわ」
そう虚空へ言い放つ少女の顔は喜びとも悲しみとも取れる色だった
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