過去ログ - 博士「おはよう」男「えっ」
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27:VIPにかわりまして40キロ圏内からお送りします
2011/04/26(火) 19:44:30.90 ID:cMLtDQs+0

僕はハッととなって周りを見渡した。
さっきまで自分は、子供の頃の自分に身をゆだねて傍観していたはずだった。
しかし、今は違う。

「記憶喪失になり、昔の自分を見ている自分」がしっかり意思を持ってここにたっている。

男「ど・・・どういうことだ?子供の頃に戻ってきたって言うのか?」

しっかりと自分の意思で手足を動かせる。
子供の頃の自分ではない。記憶喪失の自分の意思で。


それはともかく、今は目の前の存在に意識を向けるべきだろう。
まさか人間が真っ二つに割れて生きていられるはずはないし、
仮に本当に体が裂けていたとしても、内臓やらなにやらが詰まっているはずである。
中身が灰色の光沢物で出来ている人間は存在しないはずである。記憶が正しければ。

男「まさか。宇宙人・・・」

自分はひどく混乱しているようだ。
そんなわけあるわけがない。
そうだ。この家に来たということは蒼の家の人に決まっている。

男「なぁ!!蒼これどうなってんだっ・・・・・・ぇ・・・」




どうやら僕は記憶喪失と共に頭も狂ってしまったようだ。
振り返ると、階段を降りている途中の蒼と翠の姿が並んでいる。

体が真っ二つに開かれた状態で。





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