過去ログ - ＪＵＭ｢安価で薔薇乙女達に会いに行く｣ -SS速報VIP

過去ログ - ＪＵＭ｢安価で薔薇乙女達に会いに行く｣

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33:名無しサンデス
2011/04/25(月) 08:07:34.54 ID:q/7Yl6e90
>>28
安価終了。>>1の独断で。

｢ただいま｣
｢帰ったですよー｣
JUMと翠星石は花屋での買い物後、すぐに帰宅した。
時刻的には、まだ夕方になるかならないかの16時。
｢あら、おかえり。JUM君と翠星石ちゃん。一緒だったの？｣
｢えっと……まぁそうですぅ｣
｢JUMおかえりーなのー｣
｢うわぁ?!｣
リビングの影からピンク色の物体が飛び出し、
JUMに突撃した。

｢雛苺。危ないだろー｣
｢ごめんなさいなのー。でも、ヒナ、寂しかったのよー｣
｢だからってそんなことしたらアブネーですぅ!｣
（す、すいせーせきだってやりてーですぅ……）
｢あら、JUM。帰ったのね｣
今度は赤い人が、2階から降りてきた。
この人がとびかかってくることは無い。
｢真紅か｣
｢あらJUM。悲しいことに、私は貴方の当初の目的が達成できなかったと見るのだわ｣
｢いや、達成は……した。かな｣
（実際、約束は取り付けたしな。翠星石にちょっかい出したせいで、マイエンジェル水銀燈とのディナー延期に……）
｢じゃぁ、なぜ？なぜ、翠星石といるのかしら？｣
真紅がじぃと詮索の目を向ける。

JUMの目的は水銀燈をディナーへと。のはずである。
いかし、存じている通り、さきのスカート捲り事件により、
翠星石との一日デートになったJUMは、翠星石といたのだ。
｢まぁ、余計な詮索は趣味じゃないのだわ｣
｢??? なんのことですぅ？｣
｢き、気にすることじゃないよ｣
（翠星石にしれたら、厄介なんてものじゃないからな）
リビングに入ると、のりが料理の支度をしていた。
桜田家の家事はのり担当。
……忘れてたが、のりはJUMの姉である。

｢じゃぁ、早速やるですよ｣
｢ん？ああ｣
｢なになにー？ヒナもやるのー｣
｢チビ苺は黙って絵でも描いてろですぅ｣
｢ヒ、ヒナもやりたいのー!!｣
翠星石のヒナいじめ発動。
それにより、雛苺が泣き出してしまった。
｢JUM。煩くて仕方無いのだわ。なんとかなさい｣
｢ヒナも入れたって問題ないよ｣
｢大有りですぅ! 花を育てるって言うのはデリケートな仕事なんですぅ｣

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