過去ログ - 初春「安価で行動する」
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169: ◆srvdUlu1DM
2011/04/28(木) 08:59:41.19 ID:QoF5AVyDO
垣根「……必ず生き返らせてやる。」

一方「……。」


俺は一方通行を残し店を後にした。
割り勘だと言っていたので半分の料金は一応払ってやった。
しかし伝票をみて六万越えだったことには少しびっくりした。
見た目は普通のファミレスのような感じなのになんだこのふざけた値段設定は……。
しかもずっと初春のことで思い悩んでいた俺は何を食べてどんな味だったかなんて覚えてない。

垣根(初春を生き返らせる……。 しかし死人を生き返らせるなんて事そんな簡単に出来るのか? いくら学園都市の科学技術が三十年進歩しているからと言っても所詮は三十年だ。)

それに死人を生き返らせる技術があるなら人口が増える一方である。
やはり一度心筋が止まり脳が休めばそれまでだ。

――初春飾利は、もうこの世には存在していないのだ。


垣根(…だからといって簡単に諦め切れる訳が無いだろ……俺は……俺は彼女を愛していたんだ。)
だが初春と垣根はこの間性交を交わしたのを除けば会ったのは一回だけ。
しかも最悪の面合わせだ。
―初春の肩を踏み潰し、プライドをずたずたにしたのは紛れも無く垣根帝督だ。

……しかし垣根はいつの間にか自分でも気付かないうちに彼女を好きになっていた。
暗部から足を洗い一命を取り留めた垣根。
彼は打ち止めを必死に庇う彼女の姿に魅入られた。

人が人を好きになるのに理由はいらない。
一度好きだと気付いたらあとはジェットコースターのように思いが急加速するばかりである。


垣根(……ん?あそこにいるのは……>>173?)


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