過去ログ - キョン「なぁ古泉、相談があるんだが」
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263:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:48:23.78 ID:KLJ9zRbAO
彼と話しているときの涼宮さんはとても生き生きとしています。彼のおかげで閉鎖空間はほとんど発生しません。
そういえば彼女には「恋愛は精神病」という持論がありましたね。
ええ、まさしくその通りだと思いますよ。なにせ思い人の記憶を変えさせてまで手に入れたいと願うのですから。これを精神病と言わずして何を、ですよね。
 

以下略



264:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:48:53.44 ID:KLJ9zRbAO
今回の件で機関は『鍵』の解放は可能か、可能ならば別の『鍵』をあてがうことは可能かを見たかったようです。
もし成功していたのならその時は僕が選ばれたのでしょうね。実際は成功せず、彼女は無理矢理『鍵』を取り返してしまいましたけど。
ふふふ、彼と森さん、そして僕の気持ちなんてお偉いさん方には関係ないんでしょう。ふざけないでほしいですよ、本当に。


265:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:49:26.25 ID:KLJ9zRbAO
喫茶店でくじ引きをして探索に行きます。午前中の探索は彼と二人。ええ、非常に都合がいい。
実は今日の僕にはしなければならない仕事があります。それは彼に彼の通帳に入っている多額のお金について説明すること。
 全く、気が重いなんてものじゃありませんよ。しかし、彼には必ず受け取ってもらわなければなりません。なぜなら、これが彼と森さんの始まりだったんですからね。


266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:49:58.11 ID:KLJ9zRbAO
彼と町をぶらぶらと歩いてもうすぐ集合時間です。そろそろ話を切り出すとしましょうか。

「は?お前そんな大金受け取れるわけがないだろうが」

えぇ、あなたならそういうと思っていました。けどこれはあなたがやってきたことを考えると当然の報酬です。
以下略



267:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:50:34.19 ID:KLJ9zRbAO
 先に集合場所に着いていた涼宮さんに呼ばれて彼が走っていきます。
 前の僕なら「微笑ましいですね」などと言ったのでしょうが、今はとてもそんなことを言えません。
記憶を失う前の彼はあれだけ幸せそうだったのですから。
 そして僕もそんな彼と話しているのがとても楽しかった。
 いつか彼が世界のことなど気にせず人を愛せる日は来るのでしょうか。 また彼が僕を驚かせてくれる日は来るのでしょうか。
以下略



268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:52:51.11 ID:KLJ9zRbAO
これで一応終わり
ありきたりな終わりでも完結させようと思ってたから自分なりの目標は達成
だいたいの着地点は最初から決めてた


以下略



269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:53:19.31 ID:KLJ9zRbAO
[+α的後日談]

俺たちSOS団は電車に揺られて京都に向かっている。三年生の卒業式から数日、ようは朝比奈さんと鶴屋さんの卒業記念の旅行みたいなもんだ。 元々は京都には去年の秋に行く予定だったらしいのだが、俺の入院でお流れになってしまったらしい。

「あなたが行きたがっていたんですよ、京都」と古泉は言う。
以下略



270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:53:45.61 ID:KLJ9zRbAO
朝比奈さんは退院してしばらくは俺の顔を見ると毎回涙目になっていた。あれ?俺なんかしたのか?とも思ったのだが、長門からは何もなかったと言われた時は安堵したものだ。今は元のような関係に戻ることが出来た。ま、一安心ってとこか。
それと朝比奈さんはまだ未来には帰らないらしい。俺の勝手な予想だが俺たちが卒業するまではこっちにいるのではないだろうか。いつか来る朝比奈さんとの別れは、今は考えないようにしないとな。


271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:54:15.09 ID:KLJ9zRbAO
そういえば佐々木からも連絡があった。「君のために僕は神を目指そうと思う」なんて言われたときには口から心臓が飛び出るかと思ったね。
それが冗談であったのか否かはまだ分からない。その話になるとあいつは見事に話を逸らしてしまうからな。佐々木相手に口で勝つのは俺には無理だ。
だがこれを言ったのがハルヒでなく佐々木であったのが助かった。佐々木はハルヒと違って理性的で常識人だからな。きっと馬鹿なことはしないだろう。
もしハルヒが言ってきたら?考えたくもねぇな。その時は古泉達にでも相談するとしよう。


272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/05/22(日) 00:54:43.76 ID:KLJ9zRbAO
「キョーン!なーに湿気た顔してんのよ!」

「別にいつも通りだろうよ」

「みくるちゃん達の卒業記念旅行なんだからね?空気ぶち壊したらただじゃおかないわよ?」
以下略



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