過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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187:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/05/25(水) 01:47:39.39 ID:GV8Tfe4AO
アレハンドロ『ぐぉっ!?』

グラハム「おおぉぉぉぉぉぉッ!!」

左翼部に渾身の一刀が食い込み、振り抜かれた刃がそれをむしり取っていく
小さな爆発と共に揺らぐアルヴァアロン。即座に急停止し、振り向き様ビームサーベルを大きく横に振るう
しかし切っ先ギリギリでフラッグは止まり、左半身に機体を傾け一撃をかわせば、ロングソードを構え一直線にアルヴァアロンへと突き出してきた

アレハンドロ『……ッ!』

グラハム「何のこれしきィッ!」

極小圧縮フィールドがロングソードを防ぐものの、それを読んでいたとばかりに体勢を立て直したフラッグが胸元に蹴りを叩き込む

アレハンドロ『がッ!?』

グラハム「ぐっ……!」

大きく仰け反るアルヴァアロンに対し、体勢をそのままに再びロングソードを構えるフラッグ
装甲表面には、揺らめく炎のようなエネルギーを纏っているのが見える

アレハンドロ『何だ……あれは!?』



グラハム「……ッ!!」

自身の攻撃で伝わる衝撃にさえ、グラハムの身体は電流のような激痛を感じていた
まだだ、萎えそうになる心を抑え、込み上げる血塊を喉奥に押し込み、全神経を集中する
グラハムがアレハンドロに勝てる数少ない要素、技量と精神力
この二つに全てを賭け、アレハンドロの心を損耗することに辛くも成功した

グラハム(動きは何度も見た、考え方もペラペラと喋ってくれたおかげで容易に掴むことが出来た)

グラハム(後は読み切って合わせるのみ……ッ!)

虎視眈々と狙っていた、一度限りのカウンター。絶妙なタイミングで訪れた絶好の機会を、グラハムは確かに物にしていた

だが


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