過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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20:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/05/04(水) 03:24:30.55 ID:VmIvWdkAO
セルゲイ「往くぞ……全機散開!」

セルゲイの一喝と共に、GN-Xは左右に分かれ、RGMの群れる戦場へと突入していく
生きて帰れぬかも知れぬ死地へと、戦友が数多散った世界の敵へと、互いの想いを胸に、五人の兵士達は星の海を突き進んでいく

グラハムはそのまま真っ直ぐに、一際激しい放火に呑まれる渦の中へ飛び込んでいった

グラハム「……ッ!」

ピキィィィィン

額に電波のように飛び込んでくるのは、アルヴァトーレと対峙する二つの影の像、そして遠方からでも容赦なく響く強烈なプレッシャー
どちらもが鮮明にグラハムの頭の中に浮かび上がる
GNフラッグの操縦桿を握る指に自然と力が込められた

グラハム「ぬ……?」

しかし近付く度に感じる違和感が、グラハムの背筋を冷たくさせる
強大な一つのプレッシャーに取り込まれたように、小さな精神の形がアルヴァトーレの影に重なって見えた為だろう
それが何を意味するのかは、今のグラハムには知る由も無い

グラハム「……」

ただグラハムはひたすら突き進んでいく
それは、自らの我が儘を聞き入れ、最強のフラッグを造り出した盟友の為
それは、フラッグファイターの矜持を自身に預け、宇宙に散っていった仲間達の為
そして、必ず帰ると、唯一約束した女の為に
自身の身体が上げる悲鳴も無視し、最大出力で戦線へと突入していった

『おっと』

『そうはさせないよ、ライセンサー』


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