過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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◆/yjHQy.odQ
[saga]
2011/05/04(水) 03:32:40.70 ID:VmIvWdkAO
グラハム「ッ!?」
その時だった
横合いからグラハムを遮るように、紅い粒子の帯が見舞われる
とっさに機体を急停止。身体がコクピットの前のめり、急激なGに背骨が悲鳴を上げる
グラハム「ぐぅッ……!」
巨大な足に踏みつけられるような苦痛、顔が歪み汗が噴き出す
しかし苦しんでいる余裕は無い、即座に機体の向きを粒子が飛んできた方向に向ける
攻撃してきたのは二機のRGMカスタム……粒子ビームを放つGNロングレンジライフルを装備した群青色の遠距離機体と、実体弾をバラまく大型ガトリングガンを装備した朱色の中距離機体だ
グラハム「二機……足止めをしに来たか」
グラハム「ふ、だがガンダムでもないMSに私の相手は勤まらんよ」
舌先に鉄の味を感じながらも、自らを鼓舞する意味も込めて強気の独り言を漏らす
『何、ちょっとの間だけ此処で遊んでくれればそれで良いんだよ』
『ヒリング、油断は禁物だ。カスタム化されたフラッグとて、乗っているのはニュータイプだよ』
『分かってるよリヴァイヴ……でも所詮は人間。深追いしなきゃ、それでいいのさッ!!』
朱色のRGMカスタムがガトリングガンを構え、引き金を引く
ものの数秒で数百発もの弾丸が吐き出され、グラハムへと襲いかかっていく
グラハム「引かんよッ!」
斜め前へと急加速、放射状に広がる弾丸の横へと機体を回避させ、剣を構える
『あたしの弾を避けた!?』
『流石に良い動きだ、だが!』
グラハム「ぬッ!」
それを読んでいたと言わんばかりのタイミングと位置に粒子ビームが撃ち込まれグラハムの動きを止める
敵が仕掛けてきたのは、確かなコンビネーションとリーチの差を利用しての、徹底的な消耗戦
明らかにレベルの違う搭乗者、しかしグラハム・エーカーは怯まない。怯まないからこそグラハム・エーカーなのだ
グラハム「私の道を阻むなぁぁッ!!」
『楽しめそうね、ライセンサー!』
『有り難いよ人間、肩慣らしにはなりそうだッ!』
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