過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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245:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/05/28(土) 02:32:24.72 ID:vqZMeF7AO
――ありがとう、お兄ちゃん

グラハム「!」

ふと、コクピットの中を何かが通り過ぎていく

マリーダ『!』

それはマリーダの心も感じたのか、GNフラッグが何かに共鳴するように脳波を響き渡らせた

グラハム「――」

眼を閉じて、彼女のことを思い浮かべる
可憐な少女が、花咲く笑顔を振りまき、星の海へと旅立っていくのが見えたような気がした

グラハム「……」

マリーダ『マスター……』

グラハム「見えたかマリーダ? お前の姉の心は、無事に還っていったよ」

マリーダ『……ッ!』

グラハム「泣くな、笑って送ってやるのが彼女への礼儀だろう」

マリーダ『はい――!』

グラハム「……」

グラハム「さらばだ、エルピー・プル」

グラハムが自然に取った姿勢は、敬礼
軍人として、一人の人間として、エルピー・プルという存在に敬意を表したが故の敬礼
彼なりの、最大限の感謝の印であった

グラハム「……」

グラハム「――来た!」


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