過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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27:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/05/04(水) 04:23:01.97 ID:VmIvWdkAO
ハレルヤ「舐めんなぁぁッ!」

ソーマ「それは此方の台詞だッ!」

獣のような超反射的反応を駆使し、両者共に一瞬の交錯を止まることなく重ねていく

アレルヤ「サーベルとシールドニードルで同時攻撃!」

ソーマ「防ぎつつバルカンで牽制……ッ!」

アレルヤ「シールドで防いで踏み込む!」

それでいながら思考は互いに互いを探り合い、熾烈な心理戦が内側で行われていた
故に二機は下手な手も打てず、秒感二度刃を交える程度の、ただただ凄まじい単調なドッグファイトを演じていく

ハレルヤ「ぐぅッ!」

ソーマ「甘いッ!」

振り上げられたシールドニードルにGN-Xは体当たりで対応、よろめいたキュリオスにビームライフルで追撃し出足を叩き流れを奪う
思考の及ぶ範囲ではアレルヤに軍配が上がっていた
ソーマがマリーであると気付いていないことも幸運であったが、基本人格として外に出ていた経験が、マリーの後一歩の戦術的追随を許さずにいた

ハレルヤ「くそッ……!!」

ソーマ「どうした被験体E-57! もう終わりか?」

ハレルヤ「はっ……聞こえねえなぁぁ!」

しかし、ハレルヤとソーマ、反射を担当する意識同士の闘いはソーマに分があった
能力の差か、機体の性能か、体力的問題か

ハレルヤ「ッ……」

違う。闘いを制する絶対条件には、どれも不適格だ
ハレルヤは初めて焦りを覚えた
負けているという事実さえ、彼の思考では理解しがたい事だったからだ


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