過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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55:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/05/11(水) 02:18:25.57 ID:gKXWbJfAO
グラハム「……」

ただ、グラハムにはどうしても気がかりがあった
アルヴァトーレの中から感じ取れる、見知らぬ何者かの気配のことである

グラハム「明らかに能力を持った者の意識……アレハンドロ以外の何者かであることには間違いない」

グラハム「だが奇妙だ。口では言い表せない感覚……」

グラハム「私はこの感覚を知っているのか……?」

PiPi

グラハム「!」

刹那『フラッグのパイロット、聞こえるか』

刹那『こちらはガンダムエクシアのガンダムマイスター、其方の意図を聞きたい』

と、フラッグの回線に飛び込んでくる通信
その送り主はまさかの相手、グラハムの想い人たるガンダムのパイロット
そしてそれは、アザディスタンでグラハムが何かを感じ取った謎の少年でもあった

刹那『!?』

刹那『お前はあの時の……』

刹那は其処まで言いかけ、脳内の回想に当時の映像を思い浮かべる
若く凛々しい副官の女性に自らをマスターと呼ばせ、仰々しい素振りの男
そんな印象しか無かったグラハムに対し、刹那はもうこの言葉しか吐くことが出来なかった

刹那『歪んだ男!』

グラハム「……ご挨拶だな少年。あの時のマスターという呼び名、不可抗力だと弁明させてもらおう」

当時のあの瞬間の刹那の表情を思い出し、グラハムは今更ながら頭を抱え弁明する
ただその直後の表情は、本人も意図せぬほど鬼気迫った面構えに変わる

グラハム「しかしまさか君がガンダムマイスターとは……センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない」

グラハム「我々は、闘う運命にあったということだッ!」

刹那「ッ!」


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