過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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756:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/09/23(金) 01:08:04.07 ID:lgEFb8UAO
肩で呼吸をし、吹き出す汗を拭う
モニターに写る友軍機は四機、どうやら宇宙組は全員生き延びたようだった

デュバル「キャプテン、どうにか正念場は乗り越えられたようだな」

ヅダは空になった弾倉を投げ捨てながら、モノアイをしきりに動かし警戒する
旧型規格とはいえ流石はGNドライブ搭載MS、その装甲に大きなダメージは見当たらなかった

ジンネマン「あぁ……だが、死んだよ。何人死んだか分からないくらい、沢山な」

デュバル「無償で何とか出来た戦場ではない……気に病むな」

ジンネマン「……」

デュバル「敵も大部隊だ、移動に時間がかかりしばらくは攻めて来まい」

デュバル「行こうキャプテン。我々も撤退だ」

ジンネマン「……そうだな」

ヅダが気を残すようにモノアイを上げた
空を見上げれば、黒い機影が禿鷹のように旋回し此方の様子を伺っているのが見える

ジンネマン「オーバーフラッグス……」

今回も散々戦場を引っ掻き回してくれた猛禽の群、しかしついぞ彼らと刃を交えることはなかった

クワニ『この激戦でも、一回もぶつかりませんでしたねアイツ等とは』

ジンネマン「分かってるのさ。俺達が真っ正面からぶつかれば、双方半数以上が確実に死ぬことをな」

ジンネマン「奇襲による完全勝利を狙うか……グラハム・エーカー、噂とは随分違う戦い方をする」

アイバン『厄介ですね』

ジンネマン「あぁ、いざという時まで自分を殺せる奴は強い」

ジンネマン「猪突猛進な方が付け入れるってもんだが……さて、どうしたもんかな」

ジンネマン「また考えるさ……今は、大佐からの指示を待とう」


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