過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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860:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/10/31(月) 02:18:16.31 ID:iogOaoRAO
――一方、リディ側――

救急隊「せー……のッッ!!」

リディ「ぬぁああああッ!!」

数人の男性達が渾身の力を振り絞り、鉄骨を梃子にして壊れた車のドアをこじ開ける
同時に、転がり落ちるように初老の男性が車外へと飛び出した

フェルト「大丈夫ですか!?」

初老の男性の怪我は浅く、フェルトの呼びかけに反応も見せた
粒子が煌めく度、皆一様に身を屈めつつも担架を使い男性を運ぶ
あれから数百メートル、惨状と化した市街地ではあらゆる防衛行動が遅々として進まずにいた

救急隊「後は我々が! ご協力感謝します!」

リディ「ご苦労様! あんた達も気をつけて!」

リディ「……さて、もうそろそろの筈……」

フェルト「きゃっ!」

リディ「ッ!?」

地図に目を向けた一瞬、頭上で発生した爆発が視界を白く塗り潰す
衝撃と破片が地上に降り注ぎ、逃げ惑う人々へと容赦なく襲い掛かっていく

リディ「好き勝手しやがって……!」

フェルトを庇いながらではゆっくりとしか進めない
それでも確実に、安全を確保しつつ足を動かした
を見上げれば、白いスイール・イナクトがGN―Xに幾度となくかかっていくのが見えた
が、一つとして例外なく、皆腕の一振りにさえ抗えず叩き落とされていく

リディ「……くそッ、フラッグさえあれば……!」


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