過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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895:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/12(土) 02:38:33.12 ID:6dcCFJHAO
タケイ「中尉ッ! !」

マリーダ「!」

タケイの声に反応し、空を見上げる
GN―Xの影が見えた――そう認識した瞬間、自らの体が木っ端のように浮き上がった

マリーダ「ぁがっ……!?」

ミーナ「マリーダ!?」

フェルト「マリーダさぁぁん!」

横転した車のボンネットに叩きつけられ、ようやく止まる
通り過ぎた突風は弱い自分をあざ笑うかのようにかき消えた
粒子による制動力を過信した荒い着地、マリーダはそれの二次被害を受けたのだった

マリーダ「っ……!」

GN―Xのカメラアイが此方を捉えた
しかし、全身を支配する痺れが指一本の挙動さえ許してはくれない

リディ「離してくださいっ! 中尉が……中尉がッ!」

タケイ「……ッ」

GN―Xは複数存在する
全容までは把握できないにせよ、スイール軍が発見し対処するにはこのGN―Xは静かすぎた
よしんば発見したとしても、マリーダに気付かなければ間違い無くミサイルなどで攻撃してくるだろう
助けが来ても、来なくても
彼女の運命は変わらないのだ

リディ「中尉ぃぃぃ!」

踏み潰されるか、流れ弾により灼かれるか
彼女の生命は、もはや風前の灯火であった


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