過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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919:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/23(水) 01:07:55.88 ID:Hcc31S6AO
――スイール・市内――

デュバル「……ッ」

燃え盛る街、逃げ惑う人々。目を向けないように意識しても、かえって視線はそれらを辿ってしまう
テストパイロットとして戦場を知らぬ訳ではないが、胸糞の悪い光景だと心中で毒づいた

クワニ『動けるか!? ……よし、いい子だ!』

GN―Xに接触通信で話している声が聞こえる
声などの感じから、向こうのパイロットは酷く怯え、萎縮してしまっているのが何となしに感じられた
クワニのギラ・ドーガがGN―Xを脇に抱えるように支えながら飛ぶ
自分のヅダとアイバンのギラ・ドーガが後方からの敵機に弾幕を張り、離れる
退却はスイールと国連軍の話し合いが終わらない内に済ませねばならない、時間との勝負だった

デュバル「左をカバーしてくれ、飛び込まれたら酷だ」

アイバン『了解です!』

GN―Xを子画面に映し、拡大した
彼等が行動を起こしてからすぐに突入した筈だが、その左腕は肩から切断され、バーニアや装甲には無数の損傷が生々しく残っている
人間に喩えれば、まるで野生の猛獣に飛びかかられたかのような重傷であった

デュバル(即座に帰還していれば、無傷のGN―Xを三機も手に入れられたものを……)

当初の連絡には三機と報告されていたのに、結果二機が撃墜され、一機はこの有り様
やはり狂信者に期待など、出来るはずもない
生還した本人を前にしても、改めてそう思った


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