過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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946:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/24(木) 15:24:36.13 ID:weZ121dAO
あまりにも、唐突

基地の中から見守る兵士達は、皆一様にそう思ったはずだ

グラハムは軽いとはいえ、流血を伴う負傷をしている
ヤザンは先程戦闘から帰還したばかり、疲労が無いはずがない
今でなくても良い、何故今なのだ、と

誰もが、そう思った

グラハム「…………」

ヤザン「…………」

動きが、止まる
二機の間、その距離は百メートル程度
踏み込めば、一挙に詰められる一触即発の距離だ
いつの間にか基地のほぼ全ての人間が、固唾を飲んでその一騎打ちを見つめていた

マリーダ「…………」

唐突ではないのだと、薄々マリーダは理解していた

グラハム・エーカーとヤザン・ゲーブル
共に戦場で名を馳せ、戦うことにのみ意義を見出す存在
そんな二人を同じ環境に置けば、一度は必ず、近い内にこうなるはずだったのだと
それがたまたま、このタイミングであっただけであり
所詮、早いか遅いかの差でしかないのだと

マリーダ「っ……」

心が通ったような気がしても、また置き去りにされたような感覚に陥る
無意識のうちに手が伸びて、頬を一筋の熱が重力に引かれて落ちていく

マリーダ「……かな……で……」

マリーダ「行かないで、マスター……」

動いたのは、無情にもフラッグの方
求められた手を振り払うように、突撃した

グラハム「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぁぁッッ!!!!」

ヤザン「るあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!」


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