過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
1- 20
959:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:21:44.29 ID:Yw/Uqu8AO
一直線、お互い最大戦速、最大威力の一撃がぶつかり合った
一瞬の間に抜かれたビームサーベルは、手練れでなければ確認すら出来ない速度に到達していた
ぶつかり合うエネルギーとエネルギーは、重ねられた二つの紅刃を中心に波紋の軌跡を映し出す
イナクトとフラッグの顔が、深紅の光に染まった


グラハム「ふッ……!!」

衝突に近い激突、パワー不足を埋めてあまりある豪快な一撃をフラッグは繰り出した
重量に差のあるMSとの近接戦闘は不利でしかない、グラハムはレバーとバーニアを忙しなく調整、ハイパワーのイナクトに吹き飛ばされまいと食らいつく

ヤザン「ぐぅッ……!!」

対して、出遅れから流れを毟られぬよう、イナクトはパワーを頼みに前に出る
焦りすぎて足元を掬われぬよう、繊細な挙動と冷静な判断力がヤザンには求められた
機体の特性とは正反の課題、それをヤザンは苦もなく余裕さえ見せて操った

グラハム「はぁぁぁぁぁああ!!」

ヤザン「ずぇああぁぁ!!」

交差するサーベルを軸に数度回転、遠心力と互いの剣裁きにMS一機分の間が空いた
一閃、そしてまた一閃
息つかぬ、幾重にも繰り出される数十合の応酬
皆、息を呑んだ

ヤザン「そらぁぁッ!!」


大きく叩きつけられたブレイドライフル、それをグラハムはビームサーベルで受ける
すかさず懐に突き出されたヤザンのサーベル
しかしフラッグは機体を丸め、逆にヤザンの懐へと入り込む

ヤザン「!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/608.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice