過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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971:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:52:50.36 ID:Yw/Uqu8AO
そう誤魔化すと、すぐにグラハム少佐は人混みを抜けて小走りで基地に入っていく

「ま、また徹夜だぁ……!」

「フレームの歪みとかどうすんのよこれ……」

後ろからは整備班の各チーフがうずくまり、嘆きの声を上げている
それを無視し、追いかけそうになるフェルトの肩をとっさに掴んで引き留めた

リディ「待ったフェルト、隊長の言うとおりだ」

フェルト「でも、リディだって感じたでしょ!? あんなの、グラハムさんじゃ……」

リディ「その辺のリカバーも兼ねて、お二人の邪魔をしちゃいけないんじゃないか?」

フェルト「あ……」

フェルトの言うことはもっともだった
事実、あの死闘が模擬戦だったなどと思っている人間は、グラハム隊の中には誰もいない
マリーダ中尉がいないことが、それを確信づけてさえいた
何時もと変わらないグラハム少佐を見ても、不安は残った

ダリル「……だからこそ、あの人に任せようぜ」

ジョシュア「そういうこった……ファァ」

タケイ「…………」

先輩方は、何も問題ないという表情で基地に帰っていく
きっと彼等は、自分などよりずっと信頼しているのだろう
グラハム・エーカーという男を、そしてマリーダ・クルスという仲間を――

フェルト「……」

フェルトも最後には納得したように、ミーナと並んで帰っていく
気丈な、優しい子だと思った


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