過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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◆FnwJR8ZMh2
[saga]
2011/11/25(金) 21:17:52.97 ID:Yw/Uqu8AO
グラハム「あのとき私は……ヤザンを殺し勝つことしか考えられていなかった」
グラハム「あの男の気迫と、イナクトの意志に呑まれていたのだと今は感じる」
グラハム「闘うことしか考えられないワンマンアーミー……私は自らが最も目指してはならない場所に、片足を突っ込んでいたんだ」
グラハム「知ろうとしてまんまと引きずり込まれていたのだ、情けないことにな」
マリーダ『……』
グラハム「……私は、自分の意識一つ取っても自由に出来ない、至らない男だ」
グラハム「お前はそんな私の隣にいてくれる……正直、救われる」
マリーダ『……はい……マスター』
グラハム「感謝する、マリーダ」
マリーダ『勿体無いお言葉です――私こそ、こんな私を側に置いてくださり、感謝しています』
グラハム「……明日も早い。もう休め」
返答の代わりに、扉が開いた
涙の痕を残したまま、笑って彼女は横をすり抜けていく
グラハム「おやすみ……マリーダ」
その小さな背を見送り、自らも部屋に入る
甘い匂いがまだ残っているように感じ、はにかむ顔をそのままにベッドに飛び込んだ
今は、まだこれでいい
いつか必ず、過去を断ち切ってみせる
そう誓い、瞳を閉じた
To Be Continued
ジンネマン「……駒は、全て揃った」
ジンネマン「反撃だ。目標、国連軍前線基地」
ジンネマン「敵戦力を壊滅させる!!」
ジンネマンの叫びに、その場にいた全ての兵士が呼応し拳を突き上げた
その背後には、モノアイを有した大量のMS
これならば勝てる、希望と共に闘志が沸き起こるような気がした
カークス「いよいよ……か」
ジンネマン「これがこの紛争の、最後の戦いになる」
ジンネマン「勝って終わりにしよう……ジーク・ジオン!」
『ジーク・ジオン!』
『ジーク・ジオン!』
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