過去ログ - なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」
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3: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/04/29(金) 00:41:50.63 ID:x+3bL0DL0
    第一章
死神と天使と幻想殺し


『ツインの少女』


「くっそぉ!! 不幸だー」
わたくしこと上条当麻は、
8月という、夏休み中旬になりかけの日。
補習から帰宅途中といった状態にあった。
というのも、
どうやら俺は、7月中の補習を理由はどうであれ、サボったらしい。
らしいっていうのは、人から聞いた話だからである。


「ちょっと!!」
「ん? なんだよ」
「勝負よ。勝負!!」
公園で黄昏ていた俺に、常盤台の制服の女子中学生が話しかけてきた。
否、勝負を仕掛けてきた。
勘弁してほしい。
俺は手元に戦えるモンスターは居ない。
よって、目の前が―――
目の前に閃光が迸り、咄嗟に右手を出すと光は消え、少女がこっちを睨んでいた。
「まったく、厄介な能力ね。それ」
少女は悪態をつく。
急になんのつもりだ!!
などと叫びたかったが、それは叶わなかった。
突如、世界が灰色に覆われ、目の前の少女が消えたのだった。


「えっ?」
灰色の世界?
あの女の子も、突然消えた。
一体なんだ?
公園をでて歩いていくと、1人の少女が居た。
栗色の髪をツインにした少女。
何か獣みたいなのと戦ってる?
俺が近づこうとした時、
少女が手にもつ杖らしきものから光が放たれ、眩しさに目を閉じる。
目を開けたときには獣は消えて、少女も居なくなっており、
灰色だった世界は、普通の世界に戻っていた。
「……?」
なんだった今の。


「あっ。あんたねぇ!!」
「えっ? ビリビリ?!」
「はぁ?! 私には、御坂美琴って名前が!!」
「ちょっ……」
御坂の周囲がバチバチと光る。
やばくないか?!
「不幸だー!!」

___________


_____


__

学生寮。当麻の部屋

「とうま?」
「……」
「なんで、そんな死にかけているの?」
「不幸……だからだ」



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