過去ログ - なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」
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4: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/04/29(金) 00:42:22.41 ID:x+3bL0DL0
「はぁ……」
昨日同様、俺は補習を受けていた。
「上条ちゃん。ちゃんと聞いてますか?」
「きいてまぁす」
「だめじゃないですかぁ。ちゃんと聞いてくれないと。上条ちゃんの為だけの、補習なんですか」
現在俺は、この高校の名物教師、ロリ・小萌。こと、月詠小萌の個人補習を受けていた。
理由は、前言ったとおりである。


「でも、こんなの学んだところで、能力が使えるわけじゃないし……」
そう。
俺は無能力者なのだ。
しかし、手紙にもあったのだが、俺の右手は幻想殺しという異能の力を消し去る代物であり、
これのせいで、能力が使えないんじゃないか?
「もう、努力努力ですよ? あの常盤台の御坂さんだって、レベル1だったんですから」
「へぇ、アイツがねぇ……」
「知ってるんですか?」
「いや、まぁ……」
ビリビリより、あの女の子の方が気になる。
テレポーターなのかな?


_____________


________


____


公園


「ま、またか」
「何よ。今日はアンタが送れてきたでしょーが」
俺は、いつもの公園に来たのだが、特に用事があるわけじゃなく、
ただ単純に帰宅途中にあるだけ。
そこでまた、あのビリビリ中学生とであった。
退院してから、ここを通るたびに出会っていた。
そして、毎日補習なのだから、
もういっそ、待ち伏せされてるんじゃないだろうか。
なんて考える。
不幸だ。


「まぁ、良いや」
ビリビリを無視して、
自販機にお金を入れる……が。
「あれ?」
反応しない?
嘘だろ?
あろうことか、表示金額は0円だった。


すると、ビリビリが笑いながら近づいてきた。
「お金呑まれた?」
「……」
「いくら?」
「2千円」
自分で言ってて、馬鹿らしくなった。
そんな、絶滅危惧種レベルのお札なんかを使えばこうなるのは目に見えていたはず。
「まぁ、取り返してあげる」
ビリビリはそう言い、自販機に電流を流す。


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