400:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/17(月) 22:08:50.92 ID:Owl3hwm70
剣士「きゃあっ!」ジュッ
勇者「あっ!」
騎士「勇者! 君という奴は……!」
魔法師「“火炎放射”!」ゴォォッ
魔法師「仕方ないです。早くしなければ剣士さんも寄生されてたはずです」
魔法師「それよりここは何とかしないと――」
僧侶「“防御壁”!」キィンッ
「グォォオッ!」ガシガシ
「ヴヴ……ヴヴヴヴ……!」ガリガリ
勇者「……何だ?」
僧侶「白羽教会に伝わる聖なる壁を貼りました。これで暫くは外からは入って来れないでしょう」
魔法師「なら中にいるのは始末しなきゃね。“火炎放射”」ゴォォオッ
僧侶「ええ。助かります」
剣士「熱かった……でも、助かった。ありがとう勇者様」
勇者「いや、こっちこそすまなかった。しかし、これからどうしようか」
騎士「触手は切り落とすとしても、寄生されたものは切ると厄介だな」
勇者「ああ。中にいる小さい触手が新しい宿主を探し始めるみたいだ」
僧侶「と言うか、あれは触手ですか?」
剣士「蛇? みたいな? 長い蛭?」
騎士「今、それはどうでも良いだろう。火には弱いらしいが……」
勇者「魔法が使えるのは俺と魔法師さんだけか」
魔法師「流石にこの数は厳しいですね」
騎士「それだけじゃない。魔物や動物を任せるとしても、触手とわけて攻防を行うのは望ましくないでしょう」
僧侶「退いた方が良いのでは?」
魔法師「でも、魔物の本体も確かめられてないですし。ここまで来たのに……」
僧侶「そんな事言っていられる場合でしょうか? いや、確かに惜しいですけど」
「他に方法はある」
903Res/728.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。