429:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/29(火) 22:36:27.84 ID:XUV0ckKt0
魔剣〔そうだ。そうでなければ低級の魔法使いが高位魔法を使って身を滅ぼしただろう〕
魔剣〔我が時代にはそのような例はない。この時代までにもないのだろう?〕
勇者「ああ。だけどな」
勇者「俺がその第一号だ」
魔剣〔……何だと?〕
勇者「魔法師は昔から優秀だった。だから俺の魔力の減り方もすぐにわかったんだ」
勇者「エレックス系の初級魔法、電撃……。あの時の危機は俺の全魔力でそれを放った事で乗り越えられたらしいんだ」
勇者「俺に自覚はないんだけどな」
魔剣〔では、『勇者になった』と言うのは……〕
勇者「それは、元々魔法使えるのにわざわざ兵士になった変わり者だったけど」
勇者「決定的だったのはそれだな。俺の魔法には体からの制限がないんだ」
魔剣〔それは……我も気付かなかった……〕
勇者「それはもっともな話だよ。普段は必要以上の魔力は使わないように気を付けてるし、そうできるように訓練もした」
勇者「そうなれば、後は他の魔法使いと同じなんだ」
魔剣〔成る程な。……あぁ、そう言えば、キミがその魔法を使っている時、騎士の様子は言ってなかったが」
勇者「あー……聞いて話だとな」
魔剣〔うむ〕
勇者「直撃だったらしい。脱出できずに」
魔剣〔なんと頑丈な……〕
ザリ…ザリ…
勇者「!」
魔剣〔来たか……!〕
勇者〔ひとまず話はここまでだ〕
魔剣〔言わずとも理解しておる〕
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