449:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/12(火) 20:20:52.21 ID:1yk345bN0
情報屋「戻ってきた修道者達の話では、彼女は殺そうとしてきたそうだ」
男「なんでまた」
情報屋「さぁ? それ以上の話は伺ってませんので」
情報屋「最も、それからその魔物が御息女を手籠めにしている噂は、町の中でも信憑性の高い話になりました」
盗賊「で、結局俺達にどうしてもらいたいんだ? 巨人を倒せってか?」
情報屋「いやいや、依頼としては無事御息女を領主の館に戻っていただければ良いだけだよ」
盗賊「ぬるい依頼主だな」
情報屋「魔物の生死は問われてないけど」
情報屋「最も君に期待するのは、それ以上だけどね」
情報屋「事の真相を知り、物事を円滑に処理してほしい」
盗賊「無茶言いやがる」
情報屋「かもね」
男「そこまでして、あなたに得でもあるんですか?」
情報屋「あるにはありますね」
盗賊「一種のプライドみてぇなものだろうが」
情報屋「いや。常に正しい情報を得なければならない。これは信用問題にかかわるからね」
情報屋「情報屋は信用が第一」
盗賊「嘘でも稼げる奴は稼いでるさ」
情報屋「でも正しければ贔屓もしてくれる。君みたいにね」
盗賊「はっ、その通りだな」
盗賊「まぁ、やれるだけの事はやってやるぜ」
情報屋「期待してるよ」
盗賊「それに、今回は良い頭脳もあるからな」
情報屋「成る程、それで学者さんがついてきてるわけだ」
男「……」ゴクゴク…
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