482:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/27(月) 21:37:04.40 ID:yNdoUsHe0
男「はー……肉体労働はやはり性に合わないな……」
盗賊「おう、いたいた」
男「ん? あぁ、盗賊か。具合はどうだ?」
盗賊「気を失ってただけだ。何てことねぇ」
男「凄い痣だったが」
盗賊「てめぇもか……。あのくれぇ何てことねぇよ」
盗賊「しかし、すげぇなここ」
男「ああ。俺も連れてこられた時は驚いた」
盗賊「草原の中なんだよな。ここまで畑が作れるとはな」
男「殆ど巨人が作ったらしいんだ」
盗賊「疑いたくもなるが……畑仕事してるのを見せられると信じないわけにはいかねぇな」
巨人「……」ザッザッ
盗賊「あいつは何してんだ?」
男「害虫の駆除。あの巨体でかなり繊細な指使いをするんだぞ」
盗賊「ほう」
男「女さんなら助手に欲しいとか言い出しそうだな」
盗賊「珍しいものには目がねぇからな」
男「向こうに井戸があるんだが、それも巨人が掘ったらしい」
男「あっち側に牛も放し飼いにされてるんだが、その管理も殆ど巨人がしてるらしいぞ」
盗賊「おい。ってことはあれか? 麦娘はあいつに養われてるってわけか?」
男「ははっ、そうとも言えるな」
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